目指すは下り坂巧者?
2023 / 02 / 27 ( Mon ) 「年を重ねると、若い頃のようにはできなくなることが増える」
とは先達から聞いてはいたけれど、最近年々、 「なるほど…。こういうことか…」 と実体感することが多くなってきた。 記憶力、瞬時の反応、身体能力、体の細胞… どれをとっても、年を重ねるごとに確実に下り坂。 特に、 「子供の頃、苦手だったことを、知恵と工夫と根性で克服していた部分」 は、その傾向が顕著。 お蔭で、あらためて、 「そうだった! 私は子供の頃、とっても不器用でのんびり屋で要領がよくなかったんだ。 努力と工夫で克服して、要領がいいつもりになってただけ。 そっか~…、昔の私、がんばってたんだね。 そして、年を重ねるってことは、 本来の自分の性質に戻っていく…ってことでもあるんだね」 と気づかされる。 まあ、よくよく考えてみたら、 頂上を過ぎた人は、ゼロ地点に向かって下っていくことが自然の姿。 ゼロ地点に至るまでには、 まだまだこれからかなりたくさんのものを手放すことになる。 今まで出来ていたことができなくなるのは、 悲しいことだし、時には不安になることだってある。 でも、年を重ねた誰もが通る道。 手放すこと、変わることでどんな変化が体験できるのか…、 下り坂の景色を楽しみ面白がれたら、 下り坂巧者になれるかな? ううん、巧者になんかならなくていい。 ただ、喜怒哀楽をいろいろ感じながら、 下り坂という新しい道を味わっていこう! |
ステキな人々
2023 / 01 / 23 ( Mon ) 年明けから、しみじみつくづく、
「なにはなくとも、 いつも「にこにこ、ほっこり」を自分の中に置き続けることが、 人生で一番大切なことだなあ。 それができると、 自動的に最高の社会ボランティア活動をしていることもなるんだ~」 と思わせられている。 最近、 「す、すごい! 神対応~!! 私には到底できない~!!」 と尊敬の気持ちでいっぱいになったのは…。 不機嫌で今にも爆発しそうなオーラを放っている相手に、 「へえ~、面白い考え方だね~」 と心底感心して、ニコニコ会話する人。 会話しているうちに、相手のイライラオーラが消えていってびっくり! 「確かに、こんな風に対応されたら怒れないよね…」 と感心しまくり…。 その他にも、 ごくごく平凡な日常生活の中の日々ありがちなシーンの中で、 やっぱりごくごく普通の人なのだけれど、 にこにこほっこり明るい花のようなオーラを放っている人を見かけると 「ああ、今日はすごく得した気分。幸せ~♡」 という気持ちでいっぱいに…。 私自身は、持って生まれた生来の性格上、 「物事に全く動じない過ごし方」を目指すのは無理だけれど、 日々、ささやかな「ほっこりにこにこ」で心の中を満たしていたいな~ と年頭にあたって思う。 |
東京メガイルミ→行ってみた
2022 / 12 / 23 ( Fri ) 大井競馬場のメガイルミに行ってきた。
徒歩圏内に住んでいるのに、行ったのは初めて。 オーロラの木々、光の田んぼ、虹の階段、光の藤棚、光る桜トンネル… しばしの間、異空間の中に身を置いたようなステキな気分になれた。 特に、ライトアップされた噴水ショーは圧巻! 遠くで見るのと、近くで見るのでは、全く違った感動があり、 一粒で二度おいしい体験だった。 中でも一番心を動かされたのは、 イルミネーションに彩られた大噴水を真下で見られたこと。 「打ち上げ花火を真下で見た」以来の大迫力で大感動! コロナのお蔭で、ちょっとしたことも 何倍にもなって感動できている気がする。 不自由があったからこそ、今年もたくさんの発見と喜びがあった。 来年もステキな年になりますように…。 みなさま、よいお年を! |
コロナ?
2022 / 11 / 21 ( Mon ) 先月、コロナ?と思われるような感染症にかかった。
私の場合、感冒はくしゃみ鼻水がメインで、 喉の痛みはあまり出ないのだが…。 今回は、あまり経験したことのない刺し込むような喉の痛みから始まった。 もっとひどかったら、 水も飲めない感じになるかも…という感覚の痛み。 でも、喉の痛みの激しさの割に、発熱はさほどひどくなく、 熱の感じがコロナワクチンを受けた時にかなり似ていた。 そして、数日で発熱は引いたにも関わらず、 10日くらい、喉の痛みと痰がらみが治まらない…。 こんな症状は今までかかった感冒では一度もなかった。 感染対策は、 外出はほぼ日常の買い物と犬の散歩だけ、 外食はしない、外でトイレも使用しない、 外出後は着替え、手洗いうがい、購入したものやバッグは全消毒、 と徹底していたのだけど…。 市販の研究用抗原キットではコロナ陰性だったが、 これだけ対策をしていた上、 ここ十数年感染症には罹ったことがないのに、罹るなんて、 これは感染力の高いコロナ以外のなにものでもないだろう。 そして、 「罹る必要があった」 ということなんだろう。 これがコロナなら、今後、ほとんどの人が、 「風邪かな?」と思っているうちにコロナに罹るに違いない。 それにしても、ワクチンは打っていて本当によかった! たぶん、打ってなかったら、相当ひどい症状が出たに違いない という感覚の症状だったから…。 そして、いつもながら天に守られていたので、 仕事には支障をきたさないタイミングで 症状がでたのもラッキーだった。 きっと、今までの人類の歴史の中のたくさんの感染症も、 こんな風に徐々に日常の一部になっていったのだろうなと、 体感させられた。 ついでに、 「徹底的に感染対策をするより、 日々の生活でほんのちょっとずつウィルスに接している方が、 抵抗力がついて罹りにくいかもね…」 とも思った。 一応、医療従事者だから、感染対策は続けるけど、 心と身体が緩んで、一気に気が抜けてラクになった。 結果オーライって感じ? |
引き際を知る
2022 / 10 / 18 ( Tue ) 先日、昔の自分をガッツリ振り返る機会があった。
昔の自分とは仕事へのスタンスと情熱が、 かなり変わってきたと自覚していたつもりだったが、 「こんなにも変わっていたのか!」 とはっきり現実を突きつけられて、愕然とした! お蔭で、 「これではもう、今までのような形で仕事続けるのは絶対無理!」 と、はっきり悟った。 昔の私は、 「生き方を模索している人がいれば、 その人が望む方向に進めるように、 とことん寄り添い、サポートしていきたい。 サポートすることが私自身の喜び」 と思っていた。 そのため、日々模索するクライアントに 自然な形で寄り添い、共感し、伴走できていた。 ところが今は、 「人が変わるには、時期やタイミングがある。 どんなに「変わりたい」と思っていても、 本人が気づいていない心の奥の奥の深い部分で、 変わることを拒絶していたり、 周りの人との人生の兼ね合いの中で 『時が満ちていない』時などには変われない。 変わらないものは変えなくていい。 変わらないように見えるものも、 時の移り変わりと共に、何か少しずつ変化していくものだ。 自然になるようになる」 と思っている。 そして、今の私のような考え方では、 模索を続けるクライアントを前にした時、 「ああ、まだ変わる時期ではないのかも…」 と感じるため、伴走に熱が入らなくなってしまう。 …とはいえ、人生を歩く途中では、 「模索する時間」 はとても重要だ。 そうした時期には、たとえ結果がだせなくても、 「結果に辿り着くまでの紆余曲折の時間、過程を体験すること」 に大きな意味や意義がある。 また、そういう時期を生きている人々にとって、 日々の出来事を共に味わい、喜び、泣き、共感してくれる伴走者がいると、 日々の時間に輝きが増し、充実することも多い。 逆に、気持ちの伴わない伴走者に出会ってしまうと、 「私が道を探し出せないのは、わたしがダメなせい?」 と勘違いしてしまい、混乱してしまうこともある。 悲しいかな、今の私には、 「ちょっとした視点を変えるアドバイス」 をする力はあっても、 昔のような「伴走する力」が全くない。 こんな私が伴走を続けるのは、 クライアントにも自分自身にもよくない。 プロたるもの、引き際が肝心。 はっきり気づいてしまった今、 「寄り添い、伴走し、サポートする仕事」 は終了と決断した。 この先は、 「たまたま縁あって『ひまわり』に辿り着いた人に、 その時、その瞬間に役立つかもしれない一言をお届けする」 ということだけに徹しよう。 |