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二つの人生
2008 / 12 / 28 ( Sun )
 ひまわりメイトさんたちを見ていると、「一粒で二度おいしい」じゃないけれど、
「一つの肉体で、二つ(二人分?)の人生」
を生きられる人生設計の人がいるのかもしれないなあ、と思う。

 こういう人は、人生の分岐点の前と後では、人格もエネルギーも「全く別人?!」と思うくらい変化する。そんな状況を目の当たりにすると、
 「この人の『分岐点』より前の人格は、「前世」とか「過去世」と呼んでもいいのかも」
 と思う。
 さらに、こういう人は、「過去の私はこんな人間だった」というイメージを無くせば無くすほど、全く新しい、別の人生を生きることができるようだ。
 
 そんな様子を目の前で見せてもらうと、
「そうか。過去の記憶があると、記憶に引きずられて、全く新しい人生を掴むチャンスを失ってしまうのね。全く新しい違った人生を生きるには、過去の記憶はない方が有利なんだ。だから、前世の記憶を持っている人って少ないのね」
 とあらためて実感する。

 ところで、そういう特殊な人生を歩いていなくても、元旦とか誕生日を迎える度に、新しい自分になったつもりで、リセットし直すと、今までとは違った未来を生みだしやすいに違いない。

 もうすぐ元旦。
皆様、よいお年を!

テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

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いろいろな選択肢
2008 / 12 / 14 ( Sun )
ここ1-2カ月、世界各地の海外生活話を聞くチャンスがたくさんあった。

「ネズミが地下鉄を走りまわる」
「水道から出るのは茶色い硬水。水を飲めないどころか、風呂に入る気にもなれない」
「いつ何が起こるかわからない。命の危険もあるため、家の中にいても、いつもどこか緊張している」
「国道246の空気がおいしく感じられるくらい、どこも空気が悪い」
「半端じゃないくらい気温が熱い(寒い)」
「少しでも曖昧な考えを持っていると足をすくわれる」
「ものごとすべてで全く融通が効かない」
…という緊迫した所の話。

また対照的に、
「時間の流れが全く違って感じられる…。時間に追い立てられることから解放された感じ…」
「知らない人でも、目が合うと微笑んで、会話が始まる。すべての人が当たり前のようにすべての人を受け入れている」
「皆ほんの少ししか働かず、毎日遊んでいるような暮らし。最先端技術はないけれど、豊かな実りに溢れているから、日々生きることに心配や苦労はない」
…という楽園のような所の話。

今更ながらのように、
「地球上には本当にいろいろな暮らしがあるんだ」
と痛感すると同時に、
「地球全体を見わたすと、今の日本は比較的とても安全で、安心で、恵まれている場所なんだ」
とも感じた。

たとえば、「爆弾がいつ落ちてくるかわからない場所」や「その日の食料をどうやって調達するかで、日々精一杯」という場所に生きていたら、「心の機微に触れる」「芸術を生み出す」なんてことは絶対無理!

そう考えると、心の問題や人間関係と向き合っている人が今の日本に多いのは、
「じっくり「自分の心」や「人生」や「周りの人」と向き合いたくて、それなりに安全で余裕があり、なおかつ問題も起こりやすい今の日本を選んで生まれてきたのかもしれない」
とも思う。

今の日本には、「最先端技術」から「自然回帰」、「寒い北海道」から「暖かな沖縄」、「セレブ」から「ホームレス」あるいは「原始的な生活」あるいは「生活保護」…と、自分さえその気になれば、生き方、環境、人生…ありとあらゆるものを安全に選べる場がたくさん用意されている。

なにより、今の日本にいれば、「歴史の中のドラマと似たことが、地球上のどこかで実際に起こっている瞬間」をリアルタイムで感じ取ることもできる。そして、本人が望めば戦争の真っただ中にすら入っていくことも…。

…そう考えていると、
「ああ、きっと、無意識に人は、自分が一番経験したいことにふさわしい環境と設定が存在する場所を選んで、経験したいことを必死で毎日体験しているのかもしれない」
としみじみ思ったりする。

ある知人の言葉、
「いやあ…こんなに違う世界が世の中に存在するなんて…。頭ではわかっていても、体験するまで実感できなかった。この世には、想像もつかない世界がいっぱいあるんだね」
を聞いて、「世界の規模の人生の選択肢の多さ」を感じると共に、あらためて、
「私は、私らしい場の選択をして、今まで生きてきたんだなあ」
と再確認できた気がする。

話は変わって…。

ドラマ「風のガーデン」にハマっている。
緩和ケアの監修は若干甘いけど(麻薬を使ったことがない人に、いきなり貼り薬1枚は量が多いね。それに即効性がないから、急な痛みには使わないのよ)、よく出来たドラマだ!

ドラマのそこここに本物の香りが漂っていて、芝居を超えた何かを感じさせられる。

なにより、中井貴一恐るべし!
どこからどう見ても、本物の医者に見える! 
麻酔の仕事ぶりといい、ナースステーションでのふざけぶりといい、女たらしぶりといい…。
オーラというか、後ろに漂っているエネルギーが芝居じゃなく、本物!
いやあ…一緒に働いていたら、本当の医者だと信じちゃうね。
マジで、ああいう医者、いっぱいいる!!
(ただ、あの性格設定だと、麻酔科医じゃなく外科医か、大病院の内科医だと思うけど)

ちなみに、メイキング本の中で中井貴一が、
「貞美(中井演じる主人公)は単に女性遍歴を重ねているのではなく、付き合った相手すべてに本当に惚れ込んでいる。スケベ=悪じゃない」
というような話をしていた。
「あー、外科の先生たちの考え方と同じ! だから本物っぽいんだ!」
 と納得!

そんなこんなで風のガーデンは毎回、いろいろ妄想を膨らませたり、医療にチャチャを入れたり、泣いたり、笑ったり、感心したり、感動したり…と多方面から楽しませてもらっている。
次回はついに最終回。
ハマったドラマの最終回は待ち遠しくもあり、とても寂しくもある。
予告ですでにうるうるしてしまった私は、ティッシュ箱片手に、ワクワクしながらテレビの前に座ることにしよう!
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