揺るぎない信念
2009 / 03 / 09 ( Mon ) 先日、医療界の大御所H先生と対談した。
あのお年でよくぞこれだけ…と感心するくらい、一日10件は下らない分刻みの取 材、面談、対談…etc. 加えて原稿の山また山…。 それ以上に感心したのは、対談相手やたくさんのスタッフが目の前にいても、原稿を 仕上げると決めたら、自分の世界にドップリ入れる集中力! まるで茶道家のお点前を 見ているよう…。 「ああ、「迷いなく一つのことに集中すること」は、それだけで「祈り」なのかも しれない」 と思わされた。 さらに話を伺っていて、 「この先生は、迷いなく「自分のビジョン」だけを真直ぐ見ている。「自分のビジョ ン」に合わないものは、人も物事も全く目に映らない。それどころか、目に映ったも のすべてを「自分のビジョン」に合わせて有効な形にどんどん変えていく…。(大き な誤解が生じることもある…とも言えそうだけど) だから、周りは有無を言わずに、ついて行くしかない状況になる。 マザーテレサにしても、政治家のMさんにしても、やはり同じような強さを持って いる。そういう人だからこそ、たくさんの人をまとめていけるのかもしれない」 と感じさせられた。 H先生の生き方はとても参考になった。 ただ、自分自身の持って生まれた性質を考えると、「全く周りを見ず、自分の信念だ けを貫く生き方」はできそうにもない。でも、ここぞという時には、「周りが見えて いても、あえて自分のやり方を貫く」という勇気を持ちたいものだと思った。 その後、妹と食事に行ったら、隣りの席でドンチャン大騒ぎ。逃げるように早々に 食事を済ませて、家路についたのだが、後で妹がポツリと一言。 「H先生なら、迷わず「僕はねー、今日、ここにくつろぎに来ているんだよ。 君、席を変えてくれたまえ」って、店員さんに言ったよねぇ。言えなかった私たちって、 本質を見誤ってたかもしれない? 行き詰った時、「H先生ならどうするか?」って考えると、なんだかいろいろな方向 性が見えてきそう♪」 しばらく、我が家では「H先生ごっこ」がはやりそう。 テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体 |
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