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物語
2010 / 07 / 26 ( Mon )
仮想現実(バーチャルリアリティ)の世界で、自分の分身を使って、
別の人生体験を楽しんでいる人たちがいる。

実は、あの世の人たちから見たら、この世の生活は、まさにバーチャルリアリティとか、
ドラマの世界なんだろうなと思う。

 でも、この世の人の多くは、自分が物語の主人公を演じている意識などなく、
人生ストーリーの起こる展開のままに、右往左往振り回されているうちに
一生を終える気がする。
 でも、「自分の人生物語を生きること」を楽しめるようになると、
人生もまた違ったように感じられてくるかもしれない。

 たとえば、
「私って、どうしてこういう性格なのかしら…」
 と嘆いている人に、
「じゃあ、別の人になったつもりで、違う反応をしてみたら?」
 と切りだしても、大概は、
「でも…だって…そんなこと言ったって…そんなことができれば苦労しません!」
とかの言葉が返ってくる。

 これって、「私とは、こういう人間だ」とか、「こうでなくちゃいけない」とか、
「他の方法が思いつかない」とかの、「慣れた心グセ」や「古い観念」で
そう思い込んでいるだけ。
あるいは、本人は否定するかもしれないけど、今の生き方が少々不自由でも、
まんざらでもなく気に入っていたりするから。

 でも、本当にいい加減、今までのキャラクターに飽きてきたら、
テレビゲームの中の主人公の反応や行動をボタン一つで選ぶのように、
 「次は、こういう性格にしてみよう。この性格なら、この展開では、
こんなセリフを言って、こんな行動を選ぶかも…。それって、私好みー」
 と客観的に、今までとは違った自分の反応や行動を面白可笑しく選んでいくのもありだ。

 あるいは、似たようなシュチュエーションのドラマや物語を思い返して、
好きな主人公になったつもりで、
 「あの人なら、こんな風に反応するはず!」
と考えて、行動してみるのもいいかも。

 そうすると、日々の生活も違って感じられてくるだろうし、人生の展開も変わってくる。
 まあ、言うは簡単、行うは難し…だけど。

 逆に、案外、考えているうちに、
「そっか、今までの自分のやり方って、悪くなかったかも♪」
 なーんて思えるかも?! それはそれでいいかもねー。
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