お知らせ、受験
2010 / 09 / 28 ( Tue ) (お知らせ)
ひまわりクリニック閉院後は、カウンセリング機能を残した「サロン、談話室」 のような場所に…と考えております。 ただ、今後の方向性が私自身も全く(ホントのホントに!)見えない現状なので、 具体的な運営方針をアップすることができません。 もう少し先の見通しが立ったら、具体的な方向性をアップしたいと考えております。 ******************* (受験) 最近、大学を受験した頃のことを、ふと思い出す。 高校3年の夏から、真剣に、「医学部に行くべきか、演劇の道を選ぶべきか」 迷いに迷っていた。 結局、我が家の方針が「絶対、浪人も私立大も不可」だったのを逆手にとり、 「国立医大1本勝負! 落ちたら劇団に入る! 医者になる運命なら受かるし、 演劇に進む運命なら落ちる! 天が決めたことを受け入れるだけ!」 と決めて、不安になると自分に日々言い聞かせて過ごした。 とはいえ、受験が終わって結果が出るまでは、不安とおさらばできたわけではない。 いわゆる過敏性大腸症で、電車に乗る時と試験前後は、下痢と便秘に悩まされて、 まともに受験ができるのかさえ、相当不安な状態だった。 でも、 「あーだったら、どうしよう。こーだったらどうしよう」 と、「起こってもいない未来」にめくるめく妄想を馳せて、貴重な時間を費やした揚句、 落ち込んで気力を失っては元も子もないし、「期待する未来」がある以上、 「こうならなかったらどうしよう」 という不安は、未来が現実になるまで続くわけで…。 「受験が終わるまで、不安は続くし、下痢と便秘も続く。それは仕方ないよね。 でも、受験が終わったら、少なくとも不安と症状はなくなるかもしれないから…」 と、これまた腹を括って、「不安」と「不調」を当然のこととして受け入れることにした。 振り返ってみるに、当時の私の行動は、今の私から見ても「なかなか、すごかった!」と思う。 「きちんと「不安な自分」に説明だけして、「不安な自分」と戦ったり癒そうとしたりせず、 そのまま受け入れて、横に置いてなるべく見ないようにする。 「起こったことが人生に必要なベストのこと」と思い切り(信じ…ではなく)、真直ぐ、 素直に、淡々ひたひたと日々を歩いて行く…」 そういう生き方が、一番力強い生き方かもしれないなあ…とあらためて思う。 「不安」以外でも、「絶望」「辛さ」「寂しさ」「悲しさ」「苦しさ」…etc、 何の感情でも同じことが当てはまる。 ついでに、「信じよう!」と強く思う時って、その裏に「疑い」が色濃く出てくる気がする。 だから、「信じる」よりも、ただ「思う」の方が、実は静かだけれど力強い。 ついつい、「物事も人生も、必要以上にあれこれと深読みして、起こってないことまで 徹底的にあれこれ想像して、グルグルしてしまう癖」のある私だけれど…。 「疑うこと」は、「深み」と「複雑さ」を人生に加えるけれど、「シンプルさ」からは 遠ざけてしまう気がする。 深読みが楽しいなら、心ゆくまでやればいい。 でも、楽しくない時は、真直ぐ「今と向き合うこと」だけに専念したい。 「シンプルに楽しく心地よく過ごすコツ」は、言い古されたことではあるけれど、 「すべてありのままを素直に受け入れること」なんだなあと、あらためて思う。 でも、その「シンプルなこと」がなかなかできなくて、人はあれ来れ右往左往しながら、い ろいろな体験を重ねるのかもしれない。 自分も、人も、人生も、 「すべての人はベストを尽くして生きている。すべては必ずいい形に納まる。 起こったことが必要でベストなこと」 と真直ぐ、素直に、静かにひたひたと思っていられる自分でありたいなあ…と思う 今日この頃…。 |
がんばれ野田聖子
2010 / 09 / 15 ( Wed ) 「野田聖子懐妊」の話題には、賛否両論いろいろあるようだけれど、私は「ガンバレ派」だ。
彼女を見ていて、 「誰がなんと言おうと、何が何でもやり遂げる!」 って、こういう行動をいうんだなあ…とあらためて感心させられた。 たぶん、私が野田さんの立場だったら、 「卵子の採取って、精子と違って大変で、相手の女性の負担になるし…。 子供が将来、「本当のママは誰?」って言い出したら…。 学校で子供が「体外受精っ子」って虐められたら…。 世間の白い目に一生見られ続けられることに耐えられるだろうか。 そんな思いをして、たくさんの人に迷惑をかけてまで、 子供が欲しいと思うのは私のエゴなんじゃないだろうか」 とか、いろいろ考え込んでしまいそうだ。 ちなみに「妊娠」に限らず、「仕事」「受験」「お金」…etcなんでも、 「こうなって欲しい!」 と思いながらも、 「失敗したらどうしよう…。うまくいっても、こんな問題が発生するかもしれないし…」 などと、あれこれ悩んでいる時には、実は「本当に心底こうなりたい!」ではない気がする。 悩んでいるうちは、「やり遂げること」よりも、「失敗すること」や 「傷つくこと」や「非難されること」や「かえって不幸になること」の方が怖いのだ。 野田聖子さんはきっと、世間の人たちが何を言っても、 それを跳ね返すくらいの力でお腹の子供に向かって言うだろう。 「誰がなんと言ったって怖くない! それほどまでに、ママはあなたに会いたかったし、 あなたが私の子供になってくれたことが嬉しかったのよ! それ以上のどんな事実が存在するっていうの?」 野田聖子さんの意志の強さには大いに学ばされた。 同世代の女性として、また、生まれてくる無垢な命を迎える社会の一員として、 心から「ガンバレ!お幸せに」とエールを送りたい! |
ひょんな楽しみ
2010 / 09 / 07 ( Tue ) もともと健診とかが大嫌いな私だが、今回、渋々ながら検査を受けざるを得なくなった。
「嫌だなあ…面倒くさいな…etc」 不満いっぱいだったのだけれど、腹くくって受け始めたら、がぜん面白くなってきた。 こんなことでもない限り、自分の体や臓器を客観的に見る機会はない。 普段、当たり前のように共に生活している「体くん」の姿を、 はっきり目にできるのは、なかなか感動ものだ。 特によかったのが造影剤を使った検査。 今までに問題症例を見て、処置したことがあるだけに、受けるまでは、 「体がものすごく熱くなるっていうけど、どんな感覚なんだろう…。 説明したことはあっても、体験したことはなかったからなあ…。 造影剤って、アレルギーがあるとショック起こすんだよねー。大丈夫かなあ…」 とドキドキものだった。 でも、いざ体験してみたら、 「おおっ! 私の体の中を解剖学通りに血管が走っている! 手足の末端まで、熱さが浸透していく…。 普段気にしてないけど、血液さん、血管さん、みんな協力して働いてくれてたんだねー。 ありがとう!!感動したよっ!」 と、すっかり感動と興奮と感謝のうちに、あっという間に検査が終わった! まあ、普通の人が病院にかかる時は、体調が悪くて、検査結果とか、 検査そのものに不安と恐怖でいっぱいいっぱいだろうけど…。 「ちょっと見方を変えるだけで、案外、病院とも楽しく付き合えるんだ!」 というのは、大発見だった。 さらには、今まで以上に、 「どうしたら、体と心に心地いいか」 というのを突き詰めて考え、よい意味でものすごく自己中心的になったのもヒットだった。 倹約家の私が、 「うん! ちょっと贅沢しても、こっちの野菜の方がおいしそう! 果物もいっぱい買っちゃえ!」 と食材も少々値が張っても素直に買うようになったし、 「あ、これ、体に心地よさそう♪」 と思ったことは、何でもいろいろチャレンジしてみている。 自分自身のために、いろいろな新メニューを考案して、新しい料理にチャレンジしたり…。 お陰で、今まで出会わなかった人たちとの新たな出会いがあったり、 新たな発見があったりして、毎日がとても新鮮だ。 なるほど、「災い転じて福」「塞翁が馬」「災難に合う時には、災難に合うがよく候」。 どんな所にどんな人生の面白みや幸いが転がっているかわからない。 人生、何でも体験してみるもんだ! |
お知らせ
2010 / 09 / 02 ( Thu ) トップページでお知らせしましたように、ひまわりクリニックは、
本年12月末をめどに閉院の予定でおります。 それに伴い、新患の方は「継続的なフォローが難しいため」 受付をストップさせてもらいました。 当面の理由は、私自身の体調不良のためです。 ですので、1カ月以上先のご予約は、場合によってはキャンセルさせていただく 可能性もありますので、ご了承ください。 …しかし…! 今回の閉院を決めたことに伴い、つくづく思ったのは、 「世の中のしくみをはじめ、いろいろなことが理解できたからといって、 平穏な日々になるとは限らないんだよなー…。 わかっちゃいるけど、ドラマな生き方はやめらんないって感じ?」 と、いうこと。 ま、それが「生きてる」ってことの醍醐味かもしれないけど…。 実は、閉院になるであろう理由が、私の中では3つくらい予測されていた。 でも、私自身も「どの理由で閉院になるか」は、数日前までわからなかったというのが、 正直なところ…。 ちなみに、この一年の私の日常のアップダウンはフジヤマ級ジェットコースター並…。 なので、「閉院理由」も、実は数週間後には、全く違う理由になってる可能性も 無きにしも非ず…?!(誰だよ!こんなとんでもない人生のシナリオ書いたやつは!!) まだまだ、予測不能のジェットコースターは続きそうなので、 なるべく仕事にも体にも支障をきたさないために、ちょっと仕事はセーブしようと思ってます。 ご協力よろしくお願いいたしまーす。 |
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