介護と気分転換
2011 / 08 / 23 ( Tue )
愛犬ルナ子のお蔭で、ごくごく普通の日常の中には危険が至る所に隠れていて、
危機管理には限界があることを痛感させられる日々。

ある時は、下駄箱の下のわずかな隙間にお尻から下半身がスッポリハマってたり、
ある時は傘立てのフレームの小さな四角の飾り穴の中に鼻先を突っ込んで暴れ、
顔がもげそうになったり、ある時は玄関のわずかな隙間に無理矢理入り込んで、
デッキブラシや箒を倒して棒叩きの刑にあったり…。

その度に、
「殺されるー!! 助けてー!!」
と悲壮な泣き声をあげるので、虐待しているような錯覚に陥ってしまうことも…。

実は、現実の中でも、
「当人が勝手にドツボにハマって、大騒ぎしているだけ。でも、当人が被害者なった
気で、大騒ぎして当たり散らすと、周りにいる人は自分が加害者のような気分になる」
ってことは、多々あるような気がする。
気をつけたいものだ。

ところで…。

昔、母の介護をしていた時、本とパソコンゲームが何よりの気分転換だったが、
今回、ルナ子の介護ではDVD三昧で気分転換。
もともと引きこもり系の私には何よりのグッズ。

目下のお気に入りは、コ・ヒョンジョンという韓国の女優さん。
「善徳女王」というドラマの中で、主人公と敵対するミシルという女性を演じている。

悪役なのだけれど、今までの悪役の概念を打ち破る新鮮な人物像なのがすごい!

ある解説本に「ミシルは、少女と毒婦、悪魔と天使の顔を持つ女」とあったけど、
まさにその通り!

情が深いにもかかわらず、決して情に流されない。
女王のごとき威厳に溢れ、敵をも自分の懐に抱え込む器の大きさで、
すべての上に君臨し従わせる強さ大きさを持ちながらも、
一人のかよわき女性として男性に甘える…。
めちゃくちゃかわいくてお茶目な面もあれば、蛇のように冷酷で恐ろしい面もある。
一人の人物の中で、これだけ多面性を表現できるなんて本当にすごい!!

あまりにも存在感がデカいため、物語の中で一番動きのある人物だと思って見ていたら、
あとで「ほとんど派手な動きがない役」だったと聞いてびっくり。

残念ながら、日本語版では「単なる魔女」のような薄っぺらなセリフ回しに
吹き替えられているのが、何とも悔しい!!!

「善徳女王」をDVDでご覧になる方は、ぜひ韓国語版も合わせて見てもらいたいもんだ!

実は、私はもともと、横溝正史の小説のような、
「何十年前の事件が、今回の事件の発端だった」
という、登場人物の生誕以前からの背景や歴史を感じさせるドラマが好き。
韓国のドラマはまさにそういう感じで、壮大な人生の移り変わりを描いた
骨太なストーリーのものがたくさんある。

ついでに、韓国歴史ドラマのお蔭で、日本の歴史、世界の歴史も
かなり多角的に見れるようになってきたし…。
いやあ…歴史や人生を楽しく学ぶには、ドラマが一番!

でも、実をいうとちょっと前まで、
「韓流? イケメンばかりの軽い話か、古臭い日本のドラマみたいなのが多いんでしょ?」
と、ブームを斜に構えて眺めていた。

何事も、自分で体験したことがないのに、聞きかじりで物事を判断しちゃいけないな
あと、あらためて思う今日この頃…。

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コメディな日々
2011 / 08 / 04 ( Thu )
愛犬ルナ子の介護は、目が点の連続の日々…。
関わっている本人たちは大真面目で必死なんだけれど、
我が家の状況を他人が見たら、腹抱えて大爆笑の超コメディな日々として
目に映るに違いない。

「これだけは、絶対やってほしくない!」
と思うことに限って、期待を裏切らずヤラかしてくれるだけでなく、
予想をはるかに上回ったとんでもないことをしでかしてくれる。

日記にしたら、こんな感じ?

★7月D日
ルナ子の散歩に出たついでに、ご近所のAさんに頂き物をお裾分けしようと、
「ルナちゃん、ちょこっと、門の中に入っててね」
とルナ子を庭に入れ、門を閉めて「Aさーん!」と、2-3歩歩きだした途端…。

ガッチャーーーーン!!
と耳をつんざくような音。

振り返ると、ルナ子は門に体当たり!
あろうことか、門の下から尻尾だけはみ出し、
外に置いてあった蚊取り線香の器の中に、
見事ずっぽりシッポがハマって、ホールインワン!!

…なるほど、毛の無くなった犬のシッポは、蚊取り線香と同じ大きさ、同じ曲線!
器の中にくるっと回って、ぴったりサイズでジャストインする!!…と初めて知った!

予想外の出来事に、私の心の中は、
「す、すごい…見事なホールインワン…」
と感心して眺めている自分と
「し、尻尾が焦げちゃうー!!イヤーッ!!」
と叫ぶ自分が大葛藤。

しばしフリーズして動けず…。

ハッと気を取り直し、慌てて蚊取り線香を安全な所に除けたのだけど…。
それでもルナ子をそのままに、Aさんに声をかけようとしたのが間違いだった…。
また、3-4歩も歩かないうちに、

ドッシーン、ズッシャーン、きゃわわわんーん!!
「い、いやーーー!! ル、ルナちゃん!」

今度は、見事に植込みの石と石の間に体が挟まっただけでなく、
×印に突き刺さっていた植木の支柱に首を絞められて、
身動きが取れなくなっていた!

「う、うわー…! 韓流時代劇の拷問シーンそっくり…!
な、なんて素晴らしくドラマチックな形に、石と支柱に挟まってるのかしら!!
す、すごい才能! 芸術的! 写メに残しておきたいっ♪」
と、驚き通り越して、感心してしげしげと眺めてしまった。

すると再度、
きゃわわわわーーーん
と鳴かれ、ハッと現実に戻って、おもむろに救出…。

ルナ子曰く、
「…ったく、学習しない姉なんだからっ!
ほんのちょっとでも、私から目を離したら、こうなるってわかってるはずでしょ!! 
なんで、私のことを放っておいて、近所のおばさんの所に行くのよっ!
私のことだけに集中しなさいよ!
私といる時は、私のことだけを見てほしいワンコだって、
いつになったら学習するのっ!」


★7月E日
「今日は、由紀子姉が出張にでてしまうから、緊急時に手伝ってくれる人がいない。
ルナ子がいい子にしててくれるといいんだけど…」

…そんな風に、切に願っている日に限って、予想を裏切らずヤラカしてくれる。

いつも早起きで、5時、6時は当たり前、
下手すると4時半から起きて大騒ぎするルナ子が、どうしたことか、
今朝に限って珍しく思いっきり朝寝坊。

しかも、散歩でちゃんと「大小」済ませたのに、家に入れて、
食事を用意しているわずかな隙に玄関先で、「大」の踏み踏み祭りを開催…!

「今日は、由紀子姉は出張だから、呼べないっ! ど、どうしよう!」
と、仕方なく、ルナじいにSOS!

「お…また、やらかしたのか?」
とルナじい、すぐ現状視察に来てくれたまではよかったけれど…。

「まずは、ルナ子ちゃんの足と体についたウンチをざっと拭いて…」
と私があたふたしてる隙に、ルナじいは忽然と消失!!

なんとリビングで、風呂上がりの牛乳ラッパ飲みのカッコで、
のんびりリポビタンを飲んでいるではないの!

ルナじい的には、
「よしきた! じゃ、まずは栄養ドリンクを飲んで精をつけてからだな♪」
って感じらしい。

「ポパイ(知ってます? ホウレンソウ食べると力が出るのよ)じゃないんだからっ!」
と、私がプンプンしながら、ルナ子を風呂場に放り込んでいる隙に、
ルナじいはおもむろに玄関へ。

「玄関を掃除すればいいのかあ?」
って声がした時には、すでにルナじいもウンコを踏んでいた…!!
ああっ…オー、マイ、ゴッド!!


「ぎゃー!いやー!もう、いい!頼まないっ!! 」

…と結局、出かける直前の妹を呼び出し、ルナ子の風呂入れを頼むことにした。

しかし、タイミングの悪い日はとことんタイミングが悪い…。
玄関のウンコを流し始めたところで…。

♪ピンポーン♪
「おはようございまーす♪ 家賃を持ってきましたー」…の声。

「家がウンコにまみれているから、そこで待っててくださいっっ!」
と、家子さんに向かって叫びながら、デッキブラシとホースを持って走り出て、
家賃を受け取り、パニクりながら家の中へ!
…と、リビングでは優雅にお茶を飲んでいるルナじいが…。

「いるんだったら、家賃を処理して!」
と怒鳴って、家賃と領収証を渡したものの、
ルナじいはサンダルがウンコまみれになって出られず所在なく、うろうろ…。

「ああっ! もう、いい! ハンコだけ押してくれたら、かして!」
とひったくるように領収証を受け取り、家子さんに渡し、
再び、両手にデッキブラシとホースを持って大奮闘。

なんてドラマチックな朝の始まり…♪

By ルナ子
「それでも、ちゃんと由紀子姉がギリギリ仕事に間に合う時間にヤラカしたでしょ?
 あたちが大変なのわかっていながら、由紀子姉は覚悟して仕事受けたんだから、
 仕方ないのよ。
 『病気のルナ子より、仕事を優先すると、大変なことになるわよ。
 人生の優先順位をよくよく考えなさい』
 って、身を持って教えてあげてるのよー。
 感謝しなさいねっ!」


By由紀子姉
「間に合ったのは、私が風呂入れのスペシャリストになってたからだと思うけど…?」



★7月F日
今日は、ルナ子の「大」を始末してる隙に、
あっという間に蚊取り線香の上に座られてしまった!

よくもまあ、上手にあんな小さなものの上に、ジャストインで座れるもんだ。

もう少し放っておいて、「これは熱い」と学習させた方がよかったかしらん?
リアル「カチカチ山」って感じ?


★8月G日
今朝のルナ子はかなり足腰が弱っている。

「大」を始めたかと思ったら、踏ん張る力がなくて、
そのままばったり倒れてしまった。

「きゃー!! ルナちゃん! もう、「頭」が見え始めてるぅっ!
う、生まれちゃうーーー!! 力んじゃダメー!
この態勢で産んじゃダメーーーっ!!」

慌てて抱き起こして、態勢を整え、無事ご出産…。
立派な茶色のくっさいベイビーならぬプリプリの「大」が生まれたのでした!

ああ、黒ひげ危機一髪…って感じ。

<補足>
ルナ子がこういうお馬鹿をやらかした日には、
必ず私は妹に、ゼスチャー付きで事の次第を報告する。

なんたって私は元演劇部。
リアルな状況さながらに、床にひっくり返ったり、のたうちまわったりしながら、
身振り手振り全身を使って、ルナ子とルナじいと私の一人三役を詳細に演じてみせる。

ちなみに、リアルな状況表現をすべく超大まじめにやってるんだけど…。
他人が見たら、抱腹絶倒のコメディ劇に違いない…。

ビデオカメラで隠し撮りなんてされてたら…こっ恥ずかしくて、
絶対見たくないかも…。

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