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大復活!!
2012 / 01 / 31 ( Tue )
脳梗塞で昏睡危篤に陥った愛犬ルナ子ちゃん。
日に日によくなり、すっかり大復活!

普通食をガツガツ食べ、外を散歩し、大小の用が自力でたせるようになった。
恐るべき生命力!!

一時は完全昏睡で水を飲むのもやっと。
その後、数日はポカリ水50-200ml/日をスポイト代わりのストローで口に流し込む状態…。
なので、妹は涙目になりながら、
「栄養不足で死なない? 食べられないなんてかわいそう…。
プリンとかあげちゃダメ?
立ちあがろうとしてもフラつくから、頭ぶつけて死んじゃうかもっ!」
とオロオロ…。

でも、医者の私は思いっきり客観的で超クール。
世間の人は、
「医療に詳しい家族がいると、闘病は安心ねー」
なんて思うかもしれないけど、甘い甘い…♪
医療関係者が家族っていうのは、冷静沈着過ぎて、悲しみを共有できないから、
他の家族はメッチャ寂しいかも?!

なにせ、
「水が飲めれば、しばらく何も食べなくても死なーん!
 まして、ポカリ水が飲めたら、それだけで何カ月も生きられるっ!
  意識がもうろうとして、飲み込みの悪い時に、無理矢理食べさせて気管に入ったら、
 その方が苦しいし、場合によっては命取り!
 それに、死ぬなら、体が食べ物を求めなくなるし、枯れて死ぬ方が自然で楽。
 元気になって、本当に食事が必要になったら、絶対食べたがる。
 欲しがる時は、安全に食べられる。だから、それまで食わせんでいいっ!
 ケージの網に頭をぶつけたくらいじゃ死なん!
 赤ちゃんだって、転びながら歩くことを覚えるんだから、転ぶのを怖がったら、
 歩けるようにならーん!
 動物なんだから、転んだりぶつけたりしても、回復するもんなら回復する。
 下手な同情などいらーーん!
 どんなに心配して悩んでも、結果は死ぬか生きるか、二つに一つ。
 だから、あれこれ心配せんでもいい!」
と超スパルタ自然成り行き任せ方式…。

でも、必要なケアさえすれば、ルナ子みたいに生きる縁があれば、ちゃんと復活するのよ♪

ただ、私も今回あらためて、
「やっぱり、ありとあらゆる治療法が開発された現代では、
何もせずに看取るのは素人には無理かも…」
と痛感。

以前、終末期医療に詳しい作家の友人がペットを看取ったとき、
「今まで取材してきた終末期医療の知識を応用すれば、
 ペットのケアも同じだと思うんだけど…。
 やはり、普通の人にとって、身内に起こったことは違うんだなあ」
と思ったけれど、今回、ますますその思いを強くした。

私はホスピス医だから「自然のままに…」っていうのを選ぶけど、
人によっては、とことん延命をやってみるのも今の時代「有り」よねーと、
あらためて思う。
23 : 11 : 52 | ひとりごと | page top↑
寝たきりでもお元気?!
2012 / 01 / 23 ( Mon )
1/18の夜中、愛犬ルナ子が痙攣を起こしてぶっ倒れた。
いつも通り夜10時の散歩に行った2時間後のことだった。

ぶっ倒れた後はほとんど動かず、斜め上を見ているので、
「脳出血か脳梗塞のどちらかだろうなー」と推察。
…となると、病院に連れて行っても、治療は点滴して様子を見るくらい。
脳出血ならその日が峠。
脳梗塞なら、発症直後はCT所見が出ないから確定診断はできない。
にもかかわらず、病院に連れていく道中がとても辛そう…。
検査で麻酔を掛けたらそれで死ぬ可能性もある。

ならば、自家製犬用ポカリスエット(塩分少なめの砂糖水)を飲ませていれば、
点滴をしているのと同じ。
うまくすれば、脳梗塞なら3日くらいで多少回復する可能性がある。

「人間だって、一日に300-500mlも点滴するか、ジュースやポカリスエットが飲めてれば、
生命力さえあれば、結構1年くらい生きられる。
ならば、犬ならもっと少ない量でも生きていけるだろう。
無理に辛い思いをさせて、病院に連れていくより、
自由気ままに楽な態勢で過ごさせる方がルナ子自身は楽かも…」
と、人間に準じてケアしたら…。

「寝たきりになったら、逆に介護が楽になったわ」
と思ったのはたった一日。
2日もしたら…寝たきりながら、大暴れ!
ケージに激突するくらい元気になった。

人間だったら、
「点滴や胃管を抜きまくり、ベッドから転げ落ちまくって暴れる困った患者。
少し前の時代なら、抑制帯でベッドに体ごと縛り付けられていた…」
って状態とクリソツ!

普通のワンコなら、ぶっ倒れてそのまま虹の橋を渡って天国に行きそうなものだけど・・・。
やっぱり、ルナちゃんって、弱そうに見えて超お元気さん♪ 
超パワフル♪
とことん、姉たちを介護に駆りだそうって根性は見上げたものだわ…。
それとも、看病がよかったから復活したの?!(ホント?)

ところで…。
ホスピス医を家族に持ち、母を看取った経験もある、立派な「門前の小僧」の妹も、
ルナ子の急変には大パニック!!
「お腹がギュルッとなった!」
「バタバタ暴れ始めた!」
…etcと、ちょっとしたことで、不安に!

また、患者さんを抱える今時の熱心なご家族同様、
病状についてネットサーフィンしまくり、仕入れたばかりの「にわか知識」を駆使して、
「ネットで調べたら、あんなかも…こんなかも…!!」
と、経験何十年の医者に向かって語る語る…。

そういう姿を見ていると、今の時代、
「本人が嫌がる検査や治療はせず、家で自由気ままに過ごし、
ごくごく自然のままに命を終える」
というのは、なかなか難しい時代なのだなあと痛感する。

たぶん、普通の家でルナ子がぶっ倒れたら、
「暴れて苦しんでいる中、動かされるのをどんなに嫌がっても
犬猫救急病院に運び、死を覚悟で麻酔をかけて検査をし、
無理矢理狭いケージに入れられて点滴して、家族と離れて入院して、
暴れたら鎮静剤打たれて、家族が「こんな姿は見てられない!」
という気持ちになれば安楽死…」という療養生活かもしれない。

そう考えると、一番辛かった時には、妹の膝の上で優しくなでてもらい、
「愛情」という名の「最高のモルヒネ」を処方されて、
「辛いけど、いい子いい子してもらえるなんて、ルナ子、幸せ…」
と、辛いながらも溶ろけそうに幸せな顔で眠りにつき、
その後は、
「触らないでよー!!」
「喉渇いたから、ポカリ水くれよー!」
「おしっこするわよー」
「あー、あったかくて幸せ…♪」
と、自由にならない体ながらも、一番心地いい態勢で、
心のまま自由気ままに過ごしているのは、案外、現代では逆に
「なかなかできない、贅沢な療養生活」なのかもしれない。

…って、同じようなこと、母の看病の時にも書いたような気が…。
ま、何年たっても本質的に感じることは変わらないか。

そんなこんなで介護生活to be continued
10 : 38 : 48 | ひとりごと | page top↑
心機一転
2012 / 01 / 11 ( Wed )
新しい年になりましたね。
実り多き一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

さて…、私はといえば、なかなかにハードボイルドな年末年始を体験…。
お蔭で、今まで恒例の年末年始行事の「型」はことごとく壊さざるを得ないハメに…。

年末の大掃除は言うに及ばず、お節作り、お飾り、年賀状…と定番行事から始まって
小学校の頃から一度も欠かしたことのない年越しのお祈りの儀式などなど、
すべて辞めるか、手抜きした。
実は、どれも「素晴らしい日本の伝統」「自分自身でも気に入っている習慣」なので、
辞めるのは惜しく、残念で悔しくてならなかった。

「習慣」化していることは、「好ましくないもの」でもなかなか辞めにくい。
それでも、「好ましくないこと」は、辞めると心地いいので、弾みさえつけば辞めやすい。
でも、「よい習慣」「素晴らしい習慣」「素晴らしい伝統」ほど、辞めるのは勇気がいる。
なんたって、無意識に、
「こんな素晴らしいことを、本当に辞めていいの?!」
と自責の念が湧きやすいから…。

習慣に限らず、物や思い出などでも、「大切なもの」「よいもの」ほど手放すのは難しい。
でも、新しく、大きく羽ばたこうとする時には、案外、「とてもよいもの」
「とても大切なもの」「とても素晴らしいもの」に足を引っ張られることがある。
どんなによいものであっても、「今の自分にふさわしくなくなったもの」は、片づけるなり、
手放すなり、臨機応変に対応するのがいい。
それが、「より素晴らしい今」を創るコツだったりする。

新年から、新しい視点で「スクラップ&ビルト」って感じ?
古くなったものは片づけて、今年はさらに軽やかに生きていこう!
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