視点
2012 / 05 / 13 ( Sun ) 最近、TVを見ていていてふと思ったこと。
ドラマでよく「ちゃぶ台をひっくり返す」というシーンを目にするけど…。 「サザエさんのお父さんがひっくり返す」のと、 「巨人の星で飛馬のお父さんがひっくり返す」のと、 「積み木くずし(家族崩壊がテーマの話ね)のドラマで娘がひっくり返す」 のでは、全くニュアンスが違う。 「何が違うのかなあ…」 とよくよく考えるに、「TVの登場人物」と「TVを見ている私たち」の深層心理に、 「これは「愛がある温かい家族だ」という認識(暗黙の了解)が どのくらい流れているか?」だったり、 「ちゃぶ台をひっくり返すことをどのくらい「問題(悪いこと)」とみなすか」 だったりするのかなあ…なんて思った。 同じように、現実に起ったいろいろな困った出来事も、 「困ったもんだよねー」 と愛情たっぷりに見るのか、 「これは何としても解決、排除せねばならぬ由々しき悪事だ!」 と危険問題視するかで、感じ方が変わり、その後の展開も変わり、 世界観、人生の流れ…すべてが変わってくる。 よく、 「自分が変われば、人生、世界が変わる」 といわれるけれど…。 言葉だけを単純に聞くと、 「自分が変わると、すっごくハッピーな出来事が次々に起こり、 大変なことは何一つ起らずバラ色の日々が送れるのかも♪」 と思いがち。 でも、この言葉の本質は、自分の考え方、感じ方が変わると、 目の前で同じ事が起こっても、 「こんな悲劇が起こるなんて…。ああ、私ってなんて不幸…。 こんなみじめな人生から脱出したい…」 と「シリアス悲劇ドラマ」のように見えたことが、 ドラえもんやサザエさんよろしく、 「まーったく、毎日いろんなことが起こるわよねー。あっはっは…♪」 と、コミカルに感じられるってことかもね…と、 TVを見ていて思う今日この頃。 話変わって、前回の補足…。 「「心地いい」が選べないし、そもそも「心地いい」がわからない」 というご質問がいくつかあったので、お答え。 生育環境によっては、「心地いい」がわからなかったり、 「心地いいことを選ぶと、人に迷惑がかかるから、選んじゃダメ」 と思っていたりで、「心地いい」を選ぶことそのものに苦痛を伴うことも多々…。 そういう人にとっては、 「なにが「心地いい」ことか?」 「心地いいことを自分に選択させてあげよう」 と思うだけでも、大大大進歩。 「心地いい」がわからなかったり、「心地いい」が気持ちよく選べない人は 無理しないのがコツ。 心地いいかどうかは別にして、 「よくわからないけど、これは好きみたい」 「よくわからないけれど、どうしてもこれがやりたい」 「これはやらずにはいられない」 ということが見つかるだけでもOKだし、見つかったことが実行できたら、 超大大大進歩! ちなみに行動した結果が、○だったか、×だったかに重要性はなし。 「「やりたい」「好き」が見つけられた」 「心のままに、自分を行動させてあげられた」 だけで、大大大大大成果。 そして、こういう積み重ねが、「自分を大事にする一歩」にも繋がりまーす。 テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体 |
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