感嘆
2012 / 10 / 29 ( Mon ) 巫女さん好きの私は、巫女が出てくる「巻絹(まきぎぬ)」というお能が
けっこう好き。 このお能の中には、 「神は人が敬うことで力を増し、人は(それによって)神の加護を得る」 というような言葉がある。 この言葉って、かなり深遠な意味を含んでいるなあと思う。 誰しも自分のことは案外よくわからないものだ。 だから、誰かから「あなたってすごいね」とか、「こんな才能を持っているんだ」と 教えてもらうことで、自分の素晴らしさに気づけたりする。 人は誰しも、自分自身の中に「神」を宿しているという。 人だけでなく、すべての存在の中に「神」が宿っているとも…。 褒めたり、褒められたりは、実は、そのものの中に眠っている「神性」を 敬い合うことかもしれない。 そして、世の中のすべての人や物や自然や出来事に対して、 「わー、あなた(これ)ってすごいね!」 と感動し、素晴らしさを見つけ、楽しみつくし、それを創った創造主を讃えることが、 本当の意味での生きるってことなのかもしれないなあと、最近つくづく思う。 立派な生き方をしたり、何かを成し遂げたりしなくても、 「すごいね!」 をたくさん見つけられたら、その人の周りはたくさんの光で輝き溢れ、 その人自身も生き生きと輝きながら生きていけるだろう。 そんな人生って、ステキかもね。 |
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