齢を重ねると…
2013 / 05 / 25 ( Sat ) 天気、天災などが人の力で自由に操れないように、
「人生に起こる出来事」を変えるのは難しい。 でも、「起こった出来事」に対して、 「どんな風に意味づけをして、どんな行動をするか」 を変えることで、その後の展開を大きく変えることは可能だ。 たとえば、仕事で失敗して、上司から、 「君、何をやってるんだ!」 と注意されたとしよう。 その時、自責の念に駆られて、 「すみません、すみません、私がダメだから…」 とオロオロオドオド対応するのか、悪びれずに、 「やっだー! しっぱーい! ごっめんなさーい♪今度から気をつけまーす」 とギャル風に対応するのか、マニュアル通りに、 「失礼いたしました。今すぐ善処します!」 とできるOL風に対処するのか、はたまた、良き上司のサポートを受けていると感じ、 「ありがとうございます! 部長のお蔭で大事に至らずに済みました! 感謝します!」 と笑顔で答えるのか…。 これだけでも、「失敗後の人生展開」は大きく変わってくる。 …なーんてことを昔はよく考えて、あの手この手で、 「今起こった出来事をどう意味づけて、どんな行動をしたら、 望む結果を生み出しやすいか」 と研究したものだ。 ところが、最近はすっかりその「創意工夫」の情熱が失せてきた。 「このシーンで、違うセリフ、違う行動パターンを選ぶことも可能なんだけど…。 まあ、いいや。反射的に反応したパターンで…」 で、すべて済ませている。 「自分のパターンも相手のパターンもすべてなんでもよし」と受け入れている… といえば、聞こえはいいかもしれないけど、「年を取ったんだなー」とも思う。 そのせいか、周りの若者たちが創意工夫を重ねながら 人生と向き合っている姿を見ると、 「未来を夢見て、望む人生を創ろうとがんばるって、若々しくて羨ましいなー」 と思う。 かといって、今の気楽なやり方はやめられそうにもない。 …なので、今は、 「創意工夫は、昔の私がとことんやったから、今の私は「流れのまま。 起こったまま」を楽しんでいくことに専念しよーっと」 と、過去を振り返り、懐かしみながらも、捉われず、 今しかできない過ごし方をしている。 風姿花伝でいえば「時分の花」→「その時にしかできない生き方」 を大切にするって感じ?… といえば聞こえはいいかもしれないけど、やっぱ、年を取ったかもー?!(笑) テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体 |
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