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細胞の変化
2014 / 11 / 03 ( Mon )
最近、すっかり記憶力が落ちて、老眼も進んだ。
心は若いつもりでいても、体というか、細胞は
重ねた年月なりの変化をするんだなあと実感。

たぶん、昔のように、いくつもの仕事を同時に並行して、
手際良く処理しなければならない生活をしていたら、
こうした身体の衰えはかなり辛く感じたに違いない。

でも幸いなことに、最近の私の生活は、
「今だけに集中して、先の未来は全く考えない」という感じ。
なので、あまり生活に支障はないばかりか、体の衰えのお蔭で、
「今まで以上にゆっくり、目の前の一つ一つのことだけを見て、
丁寧に暮らすことに集中」できて、むしろ、生活はよりシンプルに洗練されてきた気がする。

たとえば、
「つきっきりで火の加減をし、土鍋でじっくりご飯を炊く」
なんてことは、一昔前の私には絶対できないことだった。

なにしろ、「料理をしながら、メールをチェックして、掃除も済ませる」など、
一度に3つくらいの用事をこなさないと、時間をとても無駄にしているように感じていたからだ。

でも、一つ一つの動きを丁寧に行うようになってみると、
「一つのことに集中して、じっくりゆっくり生活するって、なんて豊かなことなんだろう。
なんだか、暮らしの中で、とても暖かくて柔らかく幸せな形で、禅を体験してるみたい」
と感じる。

年を重ねることで、これからも生活が変わっていくことはたくさんあるだろう。
でも、変化を柔軟に受け入れて、「その時の自分だけが味わえること、
体験できること」を満喫しながら日々を重ねていきたいなと思う。

テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

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