パラレルワールド
2015 / 11 / 07 ( Sat ) 最近、面白い夢をよく見る。 「もし、人生の分岐点で違う選択をしていたら、どんな人生を歩いていたか」 という内容だ。 しかも、夢の中では毎回違う人生の分岐点で、実際とは違う選択をした人生が展開される。 夢で繰り広げられるパラレルワールドな自分の人生は、 どれもそれぞれに趣があって、めっちゃ楽しい! ちなみに、実際の自分の人生と比べると、夢の中の人生の方が「大変」は少なく、 世間でいうところの「幸せが多い人生」に近い気がした。 ところで、若い頃は、 「心に描く理想の「幸せ」や「成功」をたくさん実現できること=よい人生」 と思っていた。そして、 「よりよい人生を歩むためには、ベストな選択をすることが重要」 とも思っていた。 だから、昔にタイムスリップして、とても辛い体験を感じていた時代の私に、 「この先の人生、どっちの道を選びますか」 と聞いたら、夢に出てきた人生を選んだかもしれない。 でも、実際に山あり谷ありの人生を歩いてここまできた今、振り返ってみると、 「夢の中に出てきた「穏やかで平和で幸せや成功がいっぱいの人生」よりも、 実際に歩いた「波乱万丈で苦難の多い人生」の方が面白かった。 私の人生、この選択でよかった」 と実感する。 今回、面白いパラレルワールドな人生の夢を見たおかげで、 「たくさんの「成功」や「幸せ」を感じられて、「大変」を避けられる人生が、 必ずしも真に「満足できるよき人生」ではない。 その時々、その場面でしかできない、様々な体験ができたことこそが、 実はとても素晴らしいことだった。それこそが、 「真の成功、真の幸せ」なんだー」 と、ハッキリ実感できた気がする。 ちなみに、今回、私が感じたことは、「この世で生きること」を 「遊園地でどう一日過ごすか」にたとえてみると、わかりやすいかな? 遊園地には、たくさんのアトラクションやお店がある。 どんな過ごし方を選ぶかによって、全く違う体験ができる。 たとえば、絶叫系のアトラクションは全部スルーして、 パレードを見て、美味しいものを食べて、キャラクターと握手して、 「あー楽しかった」と帰るのが、「穏やかで、平和で、幸せいっぱいで、「大変」がない人生」。 絶叫マシーンやホラーハウスなど、ハードなアトラクションばかりチョイスすれば、 恐怖やスリルや大変を存分に味わい、絶叫し続けることができる。 →「山あり谷ありの人生」。 遊園地の楽しみ方は人それぞれ。本人の好みと選択次第。 そして、一日過ごした後の感想も、 「ああ、楽しかった!また行きたい!」 「次は、このアトラクションに乗りたい」 「絶叫系はもう懲り懲りだから、次はおいしいものを食べて、ショッピングだけしたい」 「今度は、自分が人を楽しませる側に回りたい」 「もう二度と行かない!」 …などなど様々。 でも、どんな感想を持つにしろ、遊園地を実際に肌で体感できることは、 豊かな体験に違いない。 遊園地に行った思い出ができれば、それだけで十分価値がある。 同じ様に、人生も、実は知らず知らずのうち、その人自身の魂の深い部分が、 「こういう人生を実際に生きてみたかったんだ。充実した体験ができて面白い一生だった」 と感じる人生を歩いているのかもしれない。 ならば、遊園地も人生も、体験してみた→それだけで、花丸…かもね! テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体 |
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