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植物的生活
2020 / 09 / 06 ( Sun )
最近、以前の自分の生活を振り返る機会があった。

「動から静の生活へ、大きく変化して生きてきたんだなあ」
と改めて感じた。

以前は、「目標に向けてまっしぐら」という生活で、
目標が達成されたか否かで、一喜一憂していた。

でも、途中でギアチェンジしてからは、何が起こっても、
「起きることは、すべて起きる必要があって起こる。
 人生に必要か、最善のこと。
 起こることは起こるまま受け入れ、
その時、最善と感じた選択、行動をして、流れのまま過ごそう!」
と思うことにした。

たとえ、そうは思えない時でも、
「呪文のように言い続ければ、いつかそう思える時が来るかもしれない」
と、言い続ける覚悟を決めた…といった方が正確かもしれない。

それ以降の暮らしは、めっちゃ気楽!
何がラクって、過去や未来が全く気にならなくなり、
行動するときにも、あまり深く考え込み過ぎたり、
必要以上に反省や後悔したりすることが少なくなったから。

また、理想や希望の未来像を手放すことで、
「幸せの値踏み」をすることもなくなった。

すると、毎日の生活は、
「ほぼ同じことの繰り返しの中で、呼吸して、そこにいる」
という刺激のないものに変わっていった。

ただ、その代わりに、
ごくごく平凡でささやかで、特別なことなどない一日が、
とても充実していて、楽しく、豊かに感じられるようになった。

子供の頃、「片足ダチョウのエルフ」という絵本を読んで、
「将来はエルフのように、「最後に木になってそこにいる生活」
 って、かっこいいなあ!」
と思っていたけれど…。
今がその「あこがれ」に近い生活かも…とも思う。

若い人やエネルギッシュで変化や変革を求め、
希望と期待に満ち溢れている人たちにはお勧めしないけれど…。

ある程度、人生を体験してきた人には、こういう
「植物がそこに存在しているだけ」的な生き方って、
気楽でいいかもね~。



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