新時代の戦争体験?
2021 / 07 / 30 ( Fri ) 子供の頃、
「みんなが反対すれば、戦争は止められたかもしれないのに、 なぜ戦争は止められなかったのか?」 とよく考えたけれど…。 今回、日本政府の「コロナ禍での五輪強行劇」を見ていて、 「戦争が始まった時もこんな感じだったのかもしれない。 新しい今の時代ですら、 多くの人が反対しても五輪が止められなかったのだから、 政治家がもっと権力を持っていて、 もっと独裁的だった昭和以前の時代に 戦争を止めるのは無理だったんだなあ…」 と納得した。 さらには、五輪が始まったらどんなに大変な事になるか、 知識もあって理解できそうな医療関係者ですら、 「楽しみ~♪」 とコロナ対策とは真逆の行動をしている人々を、 身近でもかなり見聞きした。 医療関係者ですら、先が読めず、 普通の人々と同じようにはしゃいでいるのだから、 多くの人々がコロナの先行きを理解できなくて当然…と、 しみじみ痛感。 たぶん、人は自分自身が身をもって実体験することでしか、 物事の大変さをリアルに理解することは出来ないのだろう。 また、このコロナ禍を通して、たくさんの人々がそれぞれに 「この状況下でしか体験できないことを体験する」 と心の奥深い部分で決めて生きているからこそ、 ここまで突き進んできてしまったのかもしれない。 人生も、世の中も、ある角度から見たら、 「この方向に突き進んだら、不幸なのに…」 とわかっていても、どうにも止められず、 ただ祈りながら、じっと見守るしかない時がある。 大切な経験をするために、 どうしても避けられない痛みを味わう必要があることも…。 今しばらく、大変な状況が続くだろうけれど、 多くの人々がその中から何かしらの大切な体験を掴み取り、 未来の人々が望む新しい暮らしへと転じていくための 素晴らしい布石を得るといいなあ…。 |
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