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ラリック家の人々
2009 / 07 / 10 ( Fri )
 七夕の日、出勤時にお天気雨が降っていた。
 ふと、空を見上げると、青空のど真ん中にまるで天の川のような靄がかかり、
陽を受けてうっすら虹色に輝いていた。
 まるで、虹色の天の川が青空にかかっているようで、神秘的で奇跡的な美しさに感動!!
まさに、一刻千金! 朝からとっても幸せな気分になった。

 ところで…。
先日、妹に誘われて、ラリック美術館に行ってきた。
 特別企画展示は、ラリックの娘スザンヌが手掛けた絵付け陶器だった。
 期待せずに見に行ったのだが、ラリックの娘の作品もさることながら、
孫娘が語る「ラリック家の人々」の話がめちゃくちゃ面白かったのなんの…。

 ラリック家の人々は、本人、妻、娘、息子…みんなすごくドラマな人生を送ったら
しい。小説やドラマにしたら絶対面白そう!!
人があまりいないのをいいことにショップで流しているDVDにかぶりついて、
見入ってしまった!

 ラリックの多彩な作品が生み出されるにあたって、彼の中から大きなインスピレー
ションを引き出す役割をしたのが、2番目の妻とその娘スザンヌだったらしい。特に
スザンヌは才能豊かな人だったらしく、父娘で互いに刺激し合う中で、それぞれが
違った方面で多彩な活躍をしていたとか…。

 「それって、なかなかいい関係だなあ」
 と、しばらくラリックとスザンヌのことを考えながら、メイトさんや友人たちと交
流しているうちに、ふと気がついた。
 「そっか! 私が「ひまわり」でやりたいことは、元気か病気かに関わらず、誰かの
人生や生活について、一緒に模索する中で、互いにとっての最高のインスピレーショ
ンを引き出し合って、それぞれが最良の道を行くヒントにする…ってことなんだ」
 
 ところで、ラリックとスザンヌみたいに、毎日直接顔を突き合わせて、
「あーでもない、こーでもない」
 と白熱のやり取りができれば、とても楽しいし、インスピレーションも生み出しや
すいかもしれない。でも、そればかりが「交流」ではない。

 たとえば、TV番組などで、芸能人がよく、
「亡き母(恩師)が心の支えでした。迷った時にはいつも心の中で、「これでどうかし
ら?」と必ず尋ねることにしてるんです」
 なんて話しているのを聞く。
でも、普通の人は、亡くなった人と話したり、交流したりすることはできないし、物
理的な援助を受けることもできない(…ってこともないんだけど、一応、「普通は、
ない」ってことにしとこう)。
それでもなおかつ、亡き人がかつて醸し出していた「存在感」のようなものだけを頼
りに、強靭な人間関係が創り上げられたとしたら、それって、実は「ものすごーい究
極の関係」であり、「最高にインスピレーションを引き出す濃密な関係」なのかもね。

 とかく人は(もちろん、私も含めて…です。笑)、
「物理的に同じ時間と空間を共有すること」
にこだわりたがるけれど、もしかすると、一緒に住んでいて長い時間同じ空間を共有
している人よりも、心の中で常に、
 「こう思うんだけど、どうかな?」
 「あの人なら、こういう時、どんな風に考えるんだろう」
 などと、心の中で話しかける関係の方が、住んでいる世界は別々ではあっても(あ
るいは、遠く離れている?)、人生を共に歩んでいる…と言えるのかもしれないなあ
と、ふと思ったりする。

 そういう意味じゃ、織姫さんと彦星さんはなかなかイケてる関係かもね。

 話は少し転じる。

 ラリックを見に行って、人が生み出す芸術作品もいいけれど、それを創造する人物
の方が、私にはずっと興味があるんだと再確認。

 ちなみに、「人物が面白い」という点では、先日NHKで放送していた滝田栄の八ヶ
岳暮らし(演劇と禅について)の話もすごく面白かった。

 ついでに、「60歳のラブレター」で、佐藤慶が「ワルの老社長」の役で一瞬だけで
てきたのだけど、ものすごいインパクトだった。映画の内容なんて、数年後には忘れ
そうだけど、あの佐藤慶の「ワル社長」の姿だけは、目に焼きついていつまでも残りそう…。
 ああいう演技ができる役者っていいなあ。どんな半生を送ってきたのか、
話を聞いてみたい!!

 ああ、やっぱり、いろいろな面白い人の変わった人生話を聞くのは楽しいわー♪
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