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学ぶこと、考えること
2011 / 03 / 21 ( Mon )
今回の地震は被災範囲とその後の影響が大きいせいか、
「お互いに助け合おう、譲り合おう」という気持ちが、
阪神大震災の時よりずっと大きいような気がする。
 
被災地で、小さな子供を抱えて寒さと食糧難に見舞われる中、
「私は十分に足りています。足りない人たちに分けてあげてください」
と話す若いお母さんの姿には感動した。

一方で、「買占めはやめて下さい!」と報道されればされるほど、
危機感を煽られて、必要ないものをどんどん買い占めてくるヤカラが
…実は、我が家にもいる…(苦笑)。

ちょっと前の「バター不足騒ぎ」の時も、「5コもゲットできた!」
と勝ち誇ったように、ニコニコして帰ってきたものだから、

 「我が家はバター1コ消費するのに3カ月くらいかかるの!
  今あるバターが無くなるまでには、絶対に混乱は収まるはず。
  だから、うちは買わなくても困らないの!!
  なのに、こんなに買ったら、消費できずに賞味期限が切れるでしょう! 
  バターがなくて困っているお家に分けてきなさいっ!」

と、さんざん怒りまくった。
それでも、賞味期限が近付いて冷凍せざるを得ず、使い切るのに大変だったのだ。

なので、今回も、
「バターの時に、「買占めは無駄になる」って経験したのに、どうして学ばないのっ! 
戦後の食糧難を経験しているのに、助け合い精神がないなんて、信じらんないっ!」
と怒ったら、
「戦後の食糧難を体験しているから、生きる残るために必死なんじゃないかっ!」
と返ってきた…。

なるほど、「自分さえ助かれば…自分が安全ならそれでいい」
という価値観がDNAレベルにあり、
「弱肉強食。下剋上。強いものが得をする」という体験が染みついている人は、
どんな経験をしようと、考えは変わらないんだ…と、さらに今回、深く納得した。

「変わらない人は、何があっても変わらない」
とわかっていたはずなのに、それでもまだどこかで、
「変わってもらいたい」
との想いが私の中に根強く残っていた…とも再確認。

変えられないものは変えられない。ならば、
「せめて、「買占めする人」がうちの家族でよかった。
早いうちにストップがかけられるし、十分過ぎるものは「どうぞ」と譲れるから…」
で十分かもしれない。

そして、
「ああ、こんな風に助け合えるってステキだね。
日本って、世界の中では、とても相互扶助が徹底した国だったんだね。
もっともっとこの素晴らしさを膨らませたいね」
と、今すでに実現されている「素晴らしさ」を認め、
さらに膨らませていくことの方が、ずっとずっとステキな未来につながるだろう。

明かりの灯らぬ暗い部屋で月を眺めながら、こんなことを思った。
「ああ、昔の人たちは皆、こういう暗さの中にいたから、
こんなにも月明かりを愛しく感じて眺めたんだろうな。
昔は、石油も電気も洗濯機も水洗トイレもインスタント食品もレトルト食品もない中、
ずっと暮らしてきたんだよね。
そういえば、子供の頃は「ぽっとんトイレ」だったから、
友達が肥だめに落ちて大騒ぎになったっけ…。
昔読んだ「小学3年生」って雑誌には、「無人島でサバイバルする方法」という特集があって、
「泥水から飲み水を作る方法」「石からナイフを作る方法」などが書いてあった…。
立派な学識より、そういう知識を持っている人の方が、非常時には強いかもねぇ…」

数日後に、被災地の人がやはり、
「避難所の暗闇の中、オリオン座がとても美しく見えた。
星がこんなにきれいだったなんて、街の明かりが無くなって初めて気がついた」
と語るのを聞いて、
「ああ、どん底でも、ささやかなことに光を見出す人はたくさんいるんだ。
震災がきっかけでいい方向に変わるものは、どんどん変わっていくに違いない」
と思った。
 
ちなみに…これだけ買占めが横行しているなら、
どこの家にもいろいろな食料があるはずだから、なにかあっても譲り合いの心さえあれば、
少々のことなら困らないと思うよ。
逆に、もっとすごいことが起こったら、買ったものは全部無駄になるんだし…ね。

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