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場面転換
2011 / 06 / 02 ( Thu )
今回も「ドラマから学ぶ」…の続き。

ドラマのストーリーが気に入らない時、私は、
「自分だったら、こういう展開にしてみるのに…」
と全く違うストーリーを頭に描いてみる。

ちなみに、自分が物語を作る立場になってみると、
「場面転換をどんな風に演出するか?」
は、とても重要だ。

たとえば、
「苦労してサクセスするストーリーを描きたい。
そのために、主人公に、「贅沢」と「どん底貧乏」の暮らしを体験させ、
「欲深い人」や「情にあふれた人」と出会わせ、
世の中を渡っていくいろいろな知恵を身につけさせよう」
と考えた時、少なくとも、「贅沢三昧生活の場面」と「どん底貧乏生活の場面」
が必要になってくる。

しかし、あまりにも両極端な生活を一度に体験するのは無理。
そのため、二つの極端な場面を繋ぐための「場面転換」が必要になってくる。
そこで利用するのが、大地震だったり、会社の倒産だったり、両親の死亡だったり…
という「ドラマな出来事」。

こうした「人生の場面転換の出来事」は、ドラマでは超山場、最高の見どころ、
視聴率アップのワクワクハラハラドキドキの最高の見せ場になる。
だから、そうした場面転換シーンは、より盛り上げるために、とことん落としておいてから、
素晴らしい幸せに引き上げる…という、おもいっっきりジェットコースターのような
アップダウンストーリーにするのが、ドラマ作りの常套手段だ。

さらに、こういうドラマな出来事を体験した主人公が、死ぬ前に人生を回想するシーンでは、
「物事は必要があって起こっているんだなあと、年をとると思う」とか、
「万事塞翁が馬」
なんてセリフが出てくるに違いない。

そりゃそうだ。
脚本家からしたら、わざわざ「こういう人物が、こういう人生を歩く」
と綿密に計画を立ててストーリー展開を考えたのだから、
必要もない出来事が起こるわけがない。

実際の私たちの人生も同じかもしれない。
人生の課題をクリアして、場面転換が必要になる時には、
なにかとてつもなく大きな出来事が起こって、否応なく揺り動かされ、
場面転換させられる。

だから、一見不幸な出来事のように見えて、後から考えると、
「必要があって起こったのかもしれないなあ…」
とか、
「あの時、こういうことが起こらなかったら、人生違ってたかも…」
とか思うのだろう。

だから、大変な出来事に出合った時は、「ぎゃあぎゃあ」と思いっきり騒いで、
心揺れながらも前に進んでいけば、「ああ、ここに辿り着くために起きた出来事だったのね」
と思う日がいつか来るだろう。

ついでに、役者が大河ドラマの主役を射止め時、決まった当初は、
「なんて自分は幸運なんだろう♪」
と感謝感激するものの、いざ演じ始めてみたら、
「すっごく大変! もうこんな大役は嫌かも…」
と思うことがあると聞く。

人生も同じ。

生まれる前、人は、
「こんなすごい人生(役)を生きるチャンスがもらえるなんてラッキー♪」
と思い、
「どうせなら、山あり谷あり、思いっきりドラマチックな人生設定にしたいな♪ 
必ず目指すゴールにたどり着けたらつまらないから、
途中で「違う結末」や「ゲームオーバー」に辿り着く設定なんかも作っておこう♪」
とかなんとか、思う存分壮大な脚本をワクワク練ってみる。

ところがいざ、この世にきて、人生を体験し始めてみると、
自分が面白がって脚本を書いたことなど忘れて、
「こんな大変な人生、もう嫌! 勘弁して!」
と思うのかもしれない…。

そう考えると、もしかするとブッダやイエスは、人々に立派な人になってもらいたくて、
「すべてを愛しなさい。すべてに感謝しなさい」と言ったのではなくて、
「実は、この世にあるものはすべて、あなたがステキなドラマの主役を演じるために
わざわざ用意されたものなんだよ。
この世のものは、すべて「あなた」という人生をカッコよく、面白く描くために存在している。
実は、「本当のあなた」が自分自身のために用意したものなんだよ。
創造主は「本当のあなた」なんだ。
世の中すべてのものは、「あなたが体験したかった人生(役)」のために用意されたもの。
そう考えると、世の中のすべてのものが愛おしく感じられ、
存在するものすべてに感謝したくならない?」
と、世の中のしくみを教えてくれようとしただけなのかもしれない。

「神の御心のままに…」
というのも、
「生まれる前の「本当のあなた」が「あなた自身のために書いた脚本」を信じて、
そのままに生きてみよう!」
ってことなのかもしれない。

役を演じている最中は苦しいかもしれないけれど、時々ふと、
「大役を射止めたんだ! この役をやってみたかった、楽しみたかったんだ。すべては
ドラマ作りのために用意されたものなんだ」
と思えたりすると、人生をラクに楽しんで味わえるかもねー。
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