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新しい年が始まりました
2013 / 01 / 27 ( Sun )
今年もよろしくお願いいたします。

最近好んで、「世界のいろいろなところで暮らす人々」
「世界のこんなところに日本人」という番組を見る。

「そっかー、そんな暮らしがあるのかー!」
とリアルな別世界の生き方が感じられて興味深い。

たとえば、
「マイナス70度の極寒の地では、家の中と外では気温差が80度以上ある。
そのため、家の中に入るのに30分かけて体を慣らす必要がある」
とか、
「戦火の絶えない地で、120人の子供が一つの家で暮らしている。
世話する大人は2人だけ。
でも、子供たちは「ここに来て、とても幸せ♪」と目をキラキラさせて微笑む。
子供たちの最高の楽しみは、
「ぐっすり眠れ、たくさんの野菜に触れることが出来、料理が出来ること」。
家にいた時は、食材がほとんどなかったし、
いつ攻撃されるかわからないから、ぐっすり眠れなかった」
とか、
「ある村では、自分の性別は自分で決めていい。
自分の決めた性別が生物学的な性別と違っても、普通に受け入れられ、
差別もなければ、奇異の目で見られることもない」
とか、
「シングルマザーばかりで、結婚する人が誰もいない村」
とか、
「人里離れた閉鎖的な村。子供たちは学校にいかない。
学校に行って、いろいろな知識をたくさん学ぶことで、
逆に人を見下す心が育ってしまいやすいから。
学校にいかない代わりに、村の大人たちが「生きるために必要な知恵、生き方」を
丁寧に教え、一人前に暮らせるようになるまで大切に育てる」
とか…。

日本の都会で暮らしていると、「お金や学識がないと生き抜くのは大変」
というような気分になるけれど、こういう番組を見ていると、
「身一つで生きていくことは十分できるんだよなあ。
今生きている生き方や価値観だけがすべてじゃないな」
と、リアルに感じると同時に、
「地球上のどこかにはこんな暮らし方もあるんだ」
と思い、違った視点が生まれ、今の日常が全く違うものに感じられてくる。

人はいつでも自分が決意さえすれば、
「今とは全く違う暮らし方、生き方」を選ぶことができる。
でも、実際に、全く違う生き方を選ぶかどうか、
他の生き方が自分の趣味に合っているかどうか…は別問題。
たぶん、心の奥深い部分で真に「違う暮らし、生き方」を求めている人は、
ちょっとしたきっかけで、違う世界に足を踏み入れるのだろう。

でも、
「ああ、こんな暮らしもあるのね。いいなあ」
と思いつつも、「今の暮らし方、生き方」を捨てきれない人は、
心の芯の部分に、「何かしら「今の在り方」の中で掴みたいものがある。
「今の生き方」の中で体験したいことがある」
という深い深い想いが眠っているのかもしれない。
ならば、その「深い想い」がわかるまで、
とことん「今」を生きてみることも大事だよね。

テーマ:モノの見方、考え方。 - ジャンル:心と身体

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