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問題の大元はどこ?
2006 / 12 / 07 ( Thu )
「いじめ問題」が大々的に取り上げられる中で、つくづく思うこと。
「大人たちは、子供のことばかり問題視せず、自分たち自身のことをもっと振り返った方がいいのに」

 産まれたての赤ちゃんがいじめを知っているわけがない。「いじめっ子」は、誰かからいじめられたことで「いじめ」という行動を学習しただけ。つまり、「いじめっ子」の周りにはいじめを教えた大人たちが存在する。そして、いじめをしている大人たちもまた、誰かからいじめを受けてきたに違いないのだ。
 本当にいじめを撲滅させたかったら、大人たち自身がまず、自分たちの行動を改めなくちゃね。

 ところが、大人たちはこれだけ騒いでいるにもかかわらず、いざ子供が不登校になった時に守ってくれない。
「子供さんは身も心もズタズタに傷ついています。これからの人生をしっかり歩いていくためにも、今はゆっくりお休みをさせて、心と体を癒す時間を作ってあげてください」
とお願いしても、
「勉強が遅れたら困る。出席日数が足りなくなったら、進級がむずかしくなる」
 などの理由で、無理矢理登校させようとする大人は少なくない。
「命と出席日数、この子の人生と進級、どっちが大切なんですか!?」
 と訴えても、目先の「学習の遅れ。出席日数。進級」=「将来の不幸に繋がる」ということばかりにとらわれて、「目の前の今の子供の心」には目がいかなくなってしまうようだ。
「これの方が、よっぽど「いじめ」じゃないの?」と思ってしまう。

それに、殴る蹴るなど明らかに暴力があれば、「これはいじめ」とはっきりわかるので、止めに入ることも可能だ。でも、「正義」を振りかざされた「プチいじめ」は、正当に見えるだけに反論しにくい。だから、「正義」の名を振りかざしたいじめの方が始末が悪い。
「立派な人間になるために。能力を伸ばすために。いい学校に行くために。いい会社に行くために。いい地位を得るために…」
など、「教育」「成長」「進歩」など、「正義のいじめ」は知らず知らずのうちに、密やかに続いていく…。そうして、大人たちからストレスをかけられた子供は、弱い子供をいじめるようになる。
だから、大人たちは、子供を問題視する前に、まずは自分自身のことを振りかえった方がいいかもね。

ちなみに、私自身の中にも、いじめっ子になりそうな要素も、いじめられっ子になりそうな要素も多々あると思っている。私に限らず、敏感な人は多かれ少なかれそういう面を必ず持っている。なぜなら、いじめをするつもりは全くなくても、敏感な人は相手の強いエネルギーに巻き込まれると、意図しない行動に出てしまうことがあるからだ。

例えば、いじめられ慣れている人というのは、どんな人を見ても、
「この人もまた、自分のことをいじめるんじゃないか」
と、ビクビクしてしまうことがある。実は、この「ビクビク」がクセモノだ。「ビクビクする」という行動、これは恐怖心からでたもので、全く悪気はなく、むしろ可哀想な反応だ。でも、この「ビクビク」という行動は、悲しいかな何も害を加えてない人に、暗に(エネルギーのレベルで)、
「あなたはいじめっ子でしょ?」
と「いじめっ子」のレッテルを貼ったのと同じことになってしまうのだ。

そのため、相手が敏感な人だと、無意識(エネルギーレベル)で「何もしてないのに、「いじめっ子」呼ばわりされた!」と思ってしまい、カチンときて、イライラと相手にあたり始めるというわけだ。

なので、もし「悪気はないけれど、あの人と話しているとどうしても優しい言葉遣いができないのよね」と思うことがある人は、相手のエネルギーに巻き込まれていないか、チェックすることが大事だ。
また、知らず知らずのうちに「いじめっ子」や「いじめられっ子」になってしまわないためにも、自分自身の体調が悪かったり、心の余裕がない時には強いエネルギーを持った「いじめっ子」「いじめられっ子」を避けることも大切だ。
逆に、「どこにいってもいじめられる」という人は、
「また、いじめられるんじゃないか。この人も自分をいじめるタイプの人かも・・・」
とビクビクしながら、周りの人を「不振の目」で見ていないか、自分自身の心をチェックしてみるといい。
今まで何度も辛い目に合ってきて、なおかつ人を信じるのはとても勇気のいることだけれど、「ビクビク」する自分を振り切ることで、必ず、いじめられにくくなる。

案外、こういう無意識(エネルギーレベル)のレベルで起こっているってことって、知られてないよね。

ところで、「いじめ」って、もしかしたら「強くてより優秀なものが生き残っていきたい」という「種の保存」のような本能からくる現象かもしれない。
だったら、なかなかなくならないだろう。
少なくとも、「何か対応したら、この世からいじめが今すぐ、すべてなくなる」なんてことはありえない。
だったら、とりあえず、渦中の人になったら、「いじめに立ち向かう強さ」を養うよりも、まずは、自分自身を守ることのほうが先決だ。そのためには「逃げる」という選択もありだ。その後の対策は、逃げて、自分を安全な状態にしてから、ゆっくり練ればいい。
自分を痛めつけてまで、がんばらなきゃいけないことなんて、ないんだからね。
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