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ドラマの登場人物
2007 / 07 / 11 ( Wed )
「自分を無にして神に委ね、完全な瞑想の境地に入って何かを表現すると、客観的には「どういう状態」に見えるのだろう」
と、ずっと考えていた。またその状態は、「夢中になっているうちに無我の境地に入って、神に突き動かされたように表現する」のと、どんな違いが感じられるのだろう。

たぶん、自分が仕事をしているところを客観的に見られたら、「ああ、こう見えるのか。二つの違いはこれね」とわかるような気がする。でも、いかんせん、どんなに客観的になっても、自分のことを「完全に他人の目で見る」ようには観察できない。

「他人になって自分を見られたら面白いのになあ。他人になって、自分自身を指導できたら、もうちょっとスムーズに人生も歩けたかもしれない」
なんてよく思ったものだ。

ところが、先日見た舞台で初めて「自分を無にして神に任せ、瞑想の境地で表現する」という演じ方を目の当たりにすることができた。その透明な美しさにとても感動した!!
また、その境地を初めて見て「神は自分自身の美を存分に味わいたくて、たくさんの自身の分霊を作った」という真理をも体験的に理解できた気がした。本当に、他人が存在してくれて初めて、「自分」や世の中のものを詳しく感じ取ることができるのだろう。

きっと、いろいろな宗教が説いている「すべては一つ」「すべてが神」「神のみがある」という状態、つまり「全部持っている状態(天国? )」というのは、実はある意味、とーってもつまらなくて退屈な状態に違いない。

天国に住んでいて、すべてを持っているのにたった一人で孤独に生きている神様は、退屈で寂しくなってこう思ったのかもしれない(?)。
「家も、車も、宝石も、健康も、世の中のものは何でもみーんな持っている。持っているものって、ありがたみが感じられないし、「持っているぞー!」という実感も感じられないんだよねー。
それになにより、一人ぼっちで何千年、何万年、何億年も過ごすのは超退屈―!
天国って、なんて寂しくてつまらない所なのー! これじゃ天獄だわー。

いっそ、自分を細かく分けて、地獄も作っちゃおうかしら♪ 
「白しか持たない人」「黒しか持たない人」…などなど、全部分割しちゃおう!
そうしたら、白さんは、
「すごいなあ! そんな見事な真っ黒を持っていて! かっこいいですね」
と黒さんを褒めるかもしれない。黒さんも、
「輝かしいばかりの白ですねー! すてきだなあ! あなたみたいになりたい!」
と、白さんを羨ましく思うに違いない。そうしたら、白さんは、
「そうか! 僕は黒は持ってないけど、すっごくステキな白を持っているんだ。へへへ、ちょっと鼻が高いぞ!」
と、持っているものを自慢できるぞ!

それから、「ちょっと青っぽい白を持った人(水色さん)」も作ってみよう。きっと、水色さんは、白さんを見て、
「そうかあ、黒さんから見たら、僕は白さんに似ているように見えるんだー! 僕の中の白い部分って、客観的にみると白さんみたいに見えるんだね」と、他人を通して「自分の一部」を確かめることができる。

そして、神である私は、黒さん、白さんはじめ、みんなのドラマを眺めて楽しむことにするんだー!
うんうん、よきかな、よきかな」
なんて思ったのかもしれない。

そんなことを考えていると、人生で出会う人は、好きなタイプの人だけでなく、苦手なタイプの人を見ていても結構楽しく感じられてくる。

「そっかー。この世であの役を引き受けてくれる人がいたから、私は「私」という役を演じられたのかもー。私のやりたくない「大変な役」を引き受けてくれてありがとう!」
「そうか、そうか。この人は私に「これ」を見せてくれるために(教えてくれるために)、この役を引き受けて、私の人生物語に登場してくれたのかー。感謝感謝!」

そんなことを呟きながら、「自分の人生」の脚本家になったつもりで、「目の前の人物をドラマに登場させた意味」を考えていると、めちゃめちゃ楽しい♪
最近の私の密かな楽しみである。
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