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光のダンス
2008 / 06 / 03 ( Tue )
 最近、都心の自然の穴場散策にハマっている。

 先日は池田山公園に行ってきた。
 五反田の閑静な高級住宅街の中にあり、近くには美智子妃殿下の生家「ねむの木の庭」もある。
さほど大きくない公園だが、手入れが行き届いていて、整えられた庭木と、手つかずに近い緑のバランスがよく、小さな滝と池もあり、都心にいることを忘れそうなくらい静かで心地いい。
 
 池のほとりに座っていると、池に向かってしなだれかかるように生い茂っている楓の緑のカーテンに、水面の光がゆらゆらキラキラ反射して、まるで光のダンスが上映されているよう…。
 
 「そっかー、この光のダンス、いろいろな要素に支えられて繊細な動きが作りだされているんだー。
人工的に作られた噴水の醸し出す規則的な波紋。
「餌をおくれーー」と欲につられて寄ってくる鯉が作る波紋。
雲と太陽の加減が作る光の強弱。
風に揺れる楓の枝と葉の動き…。
これらが絶妙なハーモニーを生みだして、一期一会の光のダンスを作りだしているんだ…。
 鯉も、池も、楓も、太陽も、風も、ただただ、気ままに動いているだけなのに、なんて素晴らしい芸術が生み出されているんだろう!!」
 なーんて思いながら、ボーっと何時間も光のダンスに見入ってしまった。

 その後、「ひまわり」に相談に来られた人の話を伺っていて、
 「ああ、人間社会もあの光のダンスと同じなんだなあ」
 と、しみじみ痛感した。

 壮大な人間模様のドラマの渦中にいる人たちも、少し離れたところから見てみると、「淡々と接している人」あり、「私利私欲にまみれて、ガツガツと生きている人」あり、「本人は気づいていないけれど、集団が完全に壊れてしまわぬよう調整役として天から遣わされている人」あり…。
 ある人は楽しく、ある人は必死に、ある人は迷いながら、ある人は絶望の中で…とそれぞれの思いとドラマを抱えながら、人々が生きている姿は、神様の目線で見たら、実に芸術的で、素晴らしくつじつまの合った美しい人生模様を紡ぎだしているのかもしれない。

 その絶妙な美しさを見た時には、誰の人生、誰の行動をも変えたくないと思うのかもねー。
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